コロナ禍に中国長期出張に行った話 鄭州での生活編
コロナ禍のこの時期に、中国長期出張に行ってきたので思い出をまとめておこうと思います。
長期の海外生活自体も初めてでしたしコロナ禍のこの時期の海外渡航履歴ということで結構珍しい体験だったと思うので、未来の自分が思い出して懐かしむためにメモを残しておこうという魂胆です。
期間は2021年の11月5日から2022年1月30日までの87日間で、中国の上海と河南省鄭州市というところに行ってきました。
鄭州市での生活
鄭州市では市内にあるHilton Hotelに宿泊しました。 隔離ホテルに比べてだいぶ豪華で、綺麗なホテルだったのでテンションが上がりました。
鄭州のHitonには小さいですがジムがついており、ランニングマシンやダンベル、ベンチなどがありました。 ジムにはタオルやペットボトルの水が備え付けてあり、軽く汗を流すのには大変良い空間でした。
コロナ禍ということもあり(?)ほとんど人がいなかったのでだいぶ快適でした。
朝ご飯のビュッフェ付きで、生野菜も食べられるので大変ありがたかったです。
隔離が終了した日は、出張メンバーみんなで日本食の居酒屋に行きました。 その時点で一ヶ月日本食から離れていたのもあり、すごく美味しいご飯になりました。 なお、居酒屋はかなり日本感が強く居心地が良かったです。
街の様子
街の様子は道が広いですが車が多く、混雑している車列を逆走して追い抜いていく車がかなり多かったです。タクシーで通勤していましたが、車間距離がつめつめでかなりヒヤヒヤしながらの通勤でした。 全員が日本で言う煽り運転のような状態なので、観光できた日本人は和を見出して危険なので運転をしないことをお勧めします。
職場の近くの公園ではジムのような運動器具や卓球台があり賑わっていました。
鄭州グルメ
おすすめの鄭州グルメはマーラータン。鄭州発祥というわけではないと思いますが、野菜がたくさん摂取でき、味付けも自分で好みのものにできるので。 張亮マーラータンというチェーン店で、日本にもいくつか店舗があるようです。また食べたいなぁ。
支払いはalipayでの支払いがほぼ全てでした。現金は中国の法律で断ってはいけないそうですが、現金支払いしている人は見たことがなかったです。キャッシュレスが進んでるのは大変便利でした。
また、Uber的なサービスも発展しており、吉野家やすき家など日本食も注文することができるので便利でした。なお、中国で日本と同じ味が食べたければすき家がお勧めです。日本と全く同じ味に感じました。
観光スポット
観光では1/1のお正月に黄河に行ってきました。乾季だったようですが、川が向こうが見えないような広さで広がっておりスケールの違いを見せつけられました。
名前は忘れましたが鄭州の観光スポットとして有名なとうもろこしタワーというものがあり、お正月や旧正月など特別な日にライトアップされます。ライトアップされたとうもろこしタワーも綺麗でした。
コロナ対策
出張期間の最後の方では、コロナが近隣で流行り始めており、全住民を対象とした無料PCR検査の強制受験が始まりました。
中国ではコロナ対策として、どこの商業施設や電車に乗る際にも健康コードの提出が求められます。
健康コードとは、その人個人にコロナ感染リスクがあるかどうかを管理するためのQRコードです。感染のリスクが低ければQRコード自体が緑色、濃厚接触者などリスクが高くなると黄色、コロナ感染者だと赤色に変わります。
商業施設や電車はこの健康コードが緑色でないと利用することができません。
全住民を対象とした無料PCR検査では、この検査を受けないと翌日健康コードが黄色になってしまい、商業施設の利用などができなくなり生活が大変不便になります。 これを避けるために市内の住民の全てがPCR検査を受けるわけです。こういう仕組みができるもの中国の強みみたいなものを感じました。
PCR検査は密を避けるために屋外で行われるのですが、この時期は雪が降り始めたりしていてとても寒い時期で大変でした。最高気温がマイナスな日もザラで、そんな状況で屋外でPCR検査を受けるために一時間くらい並ぶのは心が折れそうでした。
検査は徹底的に行われ、結局一週間くらい毎日ぶっ続けで土日とか関係なく行われました。しかも前日の21時ごろに明日も検査するから受けてね!と連絡が来るのでいつまでこれが続くんや。。という恐怖感がすごいです。 最後の方は検査する側も手慣れてきてオペレーションが向上し、待ち時間が半減したのは素直にすごい国だなと感心しました。
上海での生活編に続く