なぜ「やる気」は長続きしないのか
なぜ「やる気」は長続きしないのか―心理学が教える感情と成功の意外な関係
- 作者:デイヴィッド・デステノ
- 発売日: 2020/02/14
- メディア: 単行本
読んだきっかけ
物事を継続して続けて、成功するってことにはもちろん興味があって、何度もトライはしているけどなかなか続かない。 やる気って物が長続きしない。
感想
意志力に頼った「やる気」がなぜ長続きしないのか?ということと、では自制心を発揮するためにはどうしたらいいか?という内容について、様々な実験結果を交えて教えてくれる本だった。
筋トレやら読書やら、英語学習やら資格勉強やら、色々とチャレンジしては挫折してを繰り返しているので、じゃあどうしたら継続できるんだろうという興味で読み進めたので、楽しめた。
多かれ少なかれ誰でも目標立てて挫折した経験なんてあるだろうし、もしもその際に「意志力」を使ってなんとか継続しようとしていたとしたら誰にでも刺さる内容なんじゃないかなと思う。
飛ばし読みしたので理論的に全てが繋がっているのかは謎なところもあるが、何よりここで言われている通りだったら嬉しいなと感じている。
読書メモ
ポイントとしては、理性で自制心を無理やり発揮しようとしても、最初はうまくいったとしても破綻する可能性の方が高いので、もっと視点を変えて自制心を発揮できるようにしようという感じ。
特に将来のために自制心を発揮しようとすると、人は将来得られる価値を低く見積もるので、遠い将来であればあるほど今得られる快楽に価値が及ばず、挫折しやすい。
これに対して特定の感情を抱くと、その時点での価値観が未来志向に変わるため、将来得られる価値を低く見積もる傾向を緩和することができ、自制心を発揮しやすくなる。
この特定の感情は「感謝」「思いやり」「誇り」の3つで、これらは進化の過程で人間が得た社会性を成り立たせるための感情である。
アクションプラン
マインドフルネス瞑想の練習は最近アプリを使って初めたので、継続したい。
Meditopiaというアプリを使っている。 https://apps.apple.com/jp/app/meditopia-%E7%9E%91%E6%83%B3-%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%95%E3%83%AB%E3%83%8D%E3%82%B9-%E7%9D%A1%E7%9C%A0/id1190294015
それと誇りを高めるために、自分が目標に対して前進していることを把握することが効くらしいので、ちょっと前まで続けていた個人日報も復活させたい。