なぜ人と組織は変われないのか読了メモ
冬休みを活用して「なぜ人と組織は変われれないのか」を読んだ。
免疫マップについて解説している本として有名(?)な本。
年末年始は扁桃炎で瀕死で実家に帰れなかったので、自宅にて冬休みの3日間をかけて読みました。
一言で
目標達成できないことを、意志力の欠如や能力不足や努力不足などと捉えずに、対立する別の目標を達成するための合理的な手段であると主張している。
このうえで目標を達成するためには、別の目標を支える固定観念を明らかにして、それを検証して必要に応じて修正していく必要がある。この作業を行うためのものが免疫マップである。
これを作る作業によって目標達成のみならず、主体的に捉えていた固定観念を客体的に捉えることができるようになるので、知性の発達のきっかけが得られる。
感想
400ページを超える大作で読み切れるか不安だったが、読み始めたら問題提起が面白くて、一気に読み進めてしまった。
目標達成できなかった時の無能感というか失敗感は誰でも味わったことがあると思うが、この本は目標達成できなかったことを合理的なこととして捉え、これを乗り越えるためにどうしたら良いか?を豊富な事例とともに説明してくれる。
若干、事例がしつこい感はあった。 「うん、わかった。じゃあどうしたらいいの?どうやったらその免疫マップ作れるの?」と思いながら読み進める展開は、ヒキはあったけど、分量がかなり多いのでちょっと。。。
チーム内で免疫マップを実践することで最大の効果が得られるような感じではあるが、自分の周りでこれを実践できるかどうかはちょっと自身がない。
免疫マップを作る取り組みはかなりのレベルで自己開示が要求される。
これを抵抗なく実施できる状況に自分はないなぁと感じた。
なので、チームでの実践は見おくりつつ、個人的な目標達成について考える際には免疫マップを作ってみようと思う。
免疫マップが向いている目標と向いていない目標というのもあり、資格取得しようといったような目標とは親和性が低いと感じる。どちらかといえば習慣的な目標達成についてどうしてもうまくいかない場合に免疫マップを作ってみると良いかもしれない。
自分の場合は筋トレを継続することがなかなかできていないので、筋トレ継続について免疫マップを作り、免疫を克服するように頑張ることでこの効果を実感できるかもしれないと思った。
読書しながらマインドマップを作った。